4月 12, 2026 續甲州紀行四首 小淵沢こぞの真冬の麓竹頃の鰻とたけつつまむし 日野春の旗掛けし人本意遂げず掛けられし松先づ上洛し 山如く動かぬと言ひならわせばあるべからざれ七里岩こそ 吉田富士眼間(まなかひ)に詰め天(あま)に染め目に余れども猶し見厭かず 続きを読む
4月 11, 2026 續甲州紀行七首 山木小屋芽張る疾風の朝餉ちふ雪嶺(ね)景気に即席麺か 長坂の九十九折沿ひ咲く桜華の叢透きに顕るる富士 長坂の桜下照る黛(まよがき)の額に差しし吾妹の玉手 蕪村(かぶむら)の田の畔(あ)に沿ひて咲き荒びつと吹く颪桜のつむじ 蕪村の童の手にて且つ且つと七抱への木新梢(にひこずゑ)生ふ 蕪原の麦の畑の萌葱色富士と阿弥陀との瑞西風情 麦の原桜舞ふころ波立ちて草間の母子領巾か投げ合ふ 続きを読む